小さな男の子に間違った答えを教えちゃう夢

 起きる直前に夢を見て、珍しく覚えている。

 完全なストーリーは思い出せないが、出発の直前に小学生くらいの男の子に本を使ってある漢字を教えている。本には漢字の起源のような絵が載っている。私の横では男の子の母親らしき人が一緒に教えている。本に書いてあったことに納得できず、私は別の部屋に行って自分の本で確認する。教えている時に使っていた本と同じ本だけど私が持っているのは改訂版。改訂版の同じ個所を読んだら違う答えに訂正されていた。慌てて戻るが男の子は既に登校していて残った母親らしき女性に改訂版の本を使って正答を説明している途中で目が覚める。

 先日聴いたラジオドラマ「逢沢りく」の影響が表れてる。主人公の逢沢りくの隣で小さな男の子が勉強するシーンがある。りくは男の子に教えてなかったと思うが、夢の中の私は教えている。私が小諸市でマンツーマンの塾講師をしていたことも影響している。先日、その頃のことを思い出してた。夢で出発直前だった私の荷物はママチャリで放浪していた当時の荷物と同じ。夢の中で連想したのだろう。

 漢字を教えていたのは、数日前に漢字を検索したことが影響している。例えば自分の昔の詩を縦書きにしてpdfでアップロードした後に読み返したら「悲報」という言葉があった。間違ってはいないが「訃報」という言葉が思い浮かばなくて、あるいは勘違いして「悲報」と書いたのだと思う。アップロードしたファイルでは訂正した。それから詩を作った日付を添えてあったのだけど、これまでは横書きの数字だったのを縦書きに合わせて漢数字に変更した。最初は漢字変換した状態で載せたのだけど、念のためにネットで確認したら間違っていた。例えば12月25日は「一二月二五日」と変換されたのだけど、正しくは「十二月二十五日」と書かなければいけない。初めて知った。この件は先日見た音楽番組「Venue101」も影響しているかもしれない。自宅で曲を作っているミュージシャンが登場するのだけど、曲の作り方はネット検索で勉強したらしく、キーボードも作曲と同時に始めたらしい。衝撃的な事実だった。その直前、私もネットで漢数字の書き方を検索していて、小説での「」の使い方も検索していた。その「ネット検索で勉強する」という共通点で私が漢字を検索したことがつながって夢に影響したかもしれない。
 「漢字の起源」に関しては、先日「独楽」という漢字の起源をネット検索してた。時間をかけたのだけど納得できる答えは得られなくて独自の解釈をするしかなかった。

 夢の中で私は男の子に間違った答えを教えちゃうのだけど、これもラジオドラマ「逢沢りく」の影響がある。りくは男の子に「大人は嘘を吐く。だから信用しちゃダメ」と言う。男の子は反論する「嘘じゃないの。間違えちゃったの」と。それに対してりくは「大人は間違えちゃダメなの」と感情を露わにして反論する。りくはまだ中学生。身近な大人である両親の嘘と間違った行動に苦しめられて、そんな環境に過剰適応して生きてきた。その思いが溢れてしまったシーンである。「大人は間違えちゃダメなの」にドキッとした。中学生にとってはその通りだろう。ただ、私は大人になる若者たちに「人は間違えることがある」ということを知っていてほしいと思ってる。だからドキッとした。夢の中で間違った答えを教えてしまった私が慌てているのは「逢沢りく」の「大人は間違えちゃダメなの」が心に残っていたからだろう。

 ちなみに、「答え」は昔の私なら動詞の「答える」は「え」を入れて、名詞の「答え」は「答」と書いていた。「答」でも間違っていないが正式には「答え」の方が良いらしい。

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