私はコミュニティFMのパーソナリティをボランティアに頼ることには賛成できなかったが、余っている放送枠を無料で市民に使ってもらうのなら良いかもしれないと思う記事を見つけた。
“いーにわ”には、たくさんの市民ボランティアで作っている番組があります。
【恵庭】障害と歩む日々、ラジオにのせて | NHK北海道 2022年9月16日(金)午後6時52分 更新
ノバラジも現在はボランティアとして放送していますが、継続して番組を作っていくため、ラジオ制作を事業所の利用者の仕事として成立させていくため、今後、メンバーは三浦さんたちと連携しながらスポンサー集めにも挑戦していくとのこと。
ほとんどのコミュニティFMでは自社制作で番組表を埋めることができなくてミュージックバードなど他局の番組に頼っている。余っている放送枠を埋めるためにボランティアで番組を作ってもらって放送局の利益にしようとするのなら反対だし、パーソナリティも同じ仕事をしているのに賃金を貰っている人と貰ってない人がいることは同一労働同一賃金の原則からも変なので反対だった。
ただ、余っている放送枠を有料で貸して放送局の利益にすることには賛成だった。
今回見つけたNHK北海道の記事ではラジオ番組を作って放送したい市内の就労支援事業所があって、その放送のためにコミュニティFMが協力している形である。
パーソナリティに賃金が支払われていないようなのでボランティアで放送している形であるが、放送局が放送枠を無料で貸している形にもなっている。放送局からしたら機材の維持費を支払って貰えないデメリットがあるが、放送枠を埋めてもらっているメリットもある。これならば私も納得できる。
ただし、仕事をしたら賃金が支払われないと良くないと思うので、その対策としてスポンサーを探しているらしい。コミュニティFMの番組で「スポンサーを募集しています」とパーソナリティが言っていることがあるが、パーソナリティに賃金が支払われていても番組を継続するためにはスポンサーが必要で、パーソナリティに賃金が支払われていないのなら仕事として賃金を受け取れるようにするためにスポンサーが必要である。その順番として、パーソナリティに賃金を支払って番組を作ってからスポンサーを募集するだけでなく、ラジオ番組を作りたい人がボランティアという形で無料で放送枠を借りて放送しながらスポンサーを見つけて賃金を受け取れるようにする順番もあるのだなと思った。
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