FirefoxでOutlookのWebメールを見ている時にメール本文の画像が表示されないことが多かった

　一カ月以上前はFirefoxでOutlookのWebメール（https://outlook.com/）を見ている時にメール本文の画像が表示されなくて、F5やCtrl+F5で何度リロードしても表示されないことが多かった。そのメールにはメールソフトの画像が表示されない時のためにブラウザでWebページを開いて確認できるリンクがあったのでクリックして見たら表示される。HTML形式のメール本文に使われている画像のURLはメールを送信したサイトのもので、Webページで見ている画像と同じらしい。それでもOutlookの方では表示されない。

　ネット検索したらFirefoxのヘルプページ「他のブラウザーではウェブサイトが表示されるのに Firefox では表示されない」があって「プロキシーサーバー経由でインターネットへ接続しているときに接続の問題が起こった場合、ウェブサイトが表示できなくなります。以下の手順で Firefox の接続設定が正しいか確認してください」と書いてある。
　Chromeではどうかネット検索で調べたら、ブラウザ独自の設定項目は無くてWindowsの設定を利用していそうだった。Firefoxの他のプロファイルの設定を見ると「システムのプロキシー設定を利用する」だった。それで、OutlookのWebメールを利用しているプロファイルの設定を見たら「プロキシーを使用しない」だった。

　これが原因かと思って、設定を「システムのプロキシー設定を利用する」にして約１か月、様子を見た。

他のブラウザーではウェブサイトが表示されるのに Firefox では表示されない | Firefox ヘルプ

この記事は、「サーバーが見つかりませんでした」または「正常に接続できませんでした」のようなエラーメッセージについて説明し、他のブラウザーではウェブサイトが表示されるのに、Firefox ではアクセスできない問題を修復する方法について説明...

Firefox の接続設定 | Firefox ヘルプ

あなたの組織やインターネットサービスプロバイダー (ISP) はプロキシーを提供または利用することを要求するかもしれません。

プロキシサーバーとは？使用上のメリットと4つの注意点

プロキシサーバーについての概要や用途、個人と企業それぞれが使用するメリットについて解説します。とても便利なプロキシですが、使用する際の注意点についても解説します。

　ちなみに、Windowsのプロキシを確認したら「設定を自動的に検出する」がオンになっていた。

　設定を変えてからは、以前よりはHTMLメールの画像が表示されやすくなった気がする。ただ、同じメールは二度と届かないので、設定を変えた影響がどうかは分からない。
　ただ、しばらく使っていたら、Outlookの表示に時間がかかるようになった気がした。原因は分からないが、PCのアクセスランプが１分～数分、点滅しっぱなしで、その点滅が止まらないとOutlookが使えるようにならないことが増えた。でも、点滅が止まってからなら表示に失敗することが減って、HTMLメールも比較的スムーズに表示されたような気がする。

　そもそも、私がFirefoxのプロキシーの設定を「プロキシーを使用しない」にしたのは、プロキシーに残っているキャッシュが表示されてしまって、ブラウザを何度リロードしても更新されないことが度々起こっていたからだったような気がする。それに、Firefoxのヘルプにも「プロキシー経由でインターネットへ接続していない (または、プロキシー経由かどうか分からない) ときは、プロキシーを使用しない を選択してください」と書いてある。

　Windows のプロキシ設定で「設定を自動的に検出する」と書いてあるのだから、最適なプロキシに設定してあるのだろうと信じていたが、ハードディスクのアクセスランプが長時間点滅することに気付いてから一カ月くらい使い続けて、「システムのプロキシー設定を利用する」にしたことで外部のサーバーではなくFirefox内のデータを読み込んでいるのではないかと心配になった。
　Windows が自動で設定しているプロキシのサーバアドレスを知る方法はないかと検索していたら、コマンドプロンプトで確認できそうなことが分かった。

コマンドプロンプトから現在のプロキシ設定を確認する (Windows Tips)

Windowsのコマンドプロンプトを使用して現在のプロキシ設定を確認する手順について解説しています。簡単なコマンド入力でプロキシ設定の詳細を表示する方法を紹介しており、ネットワーク設定の確認やトラブルシューティングに役立ちます。

　実際に確認した結果は次のとおりである。

コマンドプロンプトでのプロキシ設定の確認。
netsh winhttp show proxy

　「直接アクセス（プロキシサーバーなし）。」だった。
　Firofoxのプロキシー設定を「プロキシーを使用しない」から「システムのプロキシー設定を利用する」に変えた一カ月は無意味だったらしい。プロキシサーバーを利用していないのなら「プロキシーを使用しない」に戻しておいた方が良い。Firefoxのヘルプにも「プロキシー経由でインターネットへ接続していない (または、プロキシー経由かどうか分からない) ときは、プロキシーを使用しない を選択してください」と書いてある。早速戻した。

　Firefoxのプロキシー設定を「プロキシーを使用しない」に戻してからOutlookのWebメールを利用したら、相変わらずハードディスクのアクセスランプが１分くらい点滅しっぱなしで待たないといけないことがあるが、HTMLメールが表示されないストレスは１か月前よりは無かった。そして、今日、１か月前は何度リロードしても画像が表示されないHTMLメールと同じ所からの同じようなメールが届いた。問題なく画像が表示されている。１か月前は何だったのか？
　１か月前と今とでOutlookのWebメールを使っている時に違っていることがあるとしたら、ハードディスクのアクセスランプが点滅している間はメールを選択したりリロードして無理やり表示させようとしたりはしなくなったこと。１か月前はハードディスクのアクセスランプが点滅しっぱなしだったことには気づかなかったのだが…。

　とりあえず、OutlookのWebメールでHTML形式のメールの画像が何度リロードしても表示されなかった原因はプロキシー設定ではなかったようなので、このまま「プロキシーを使用しない」に戻した状態で様子を見ることにする。